ロストテクノロジー

「昔より出来なくなったな」と感じる事が多い人生だ。

人間として一番いいコンディションを誇っていたのは、小学生時代だったのではないかと今でも感じる。

そこではクラス一の秀才(勉強をしていたというより、ひとつひとつの授業をとても真面目に聞いていた)で

その時に築いた基礎を切り崩しながら、なんとなく大学まで行けてしまったのである。

また高校時代、その時メインで使用していたノートパソコンが寿命を迎えてしまい

仕方なく中学時代に使っていた古いパソコン(Windows 98 メモリ64MBという、当時としても化石中の化石)を引っ張り出した事がある。

しかしこれが、なかなかどうして、下手したら壊れたメイン機より使いやすいんじゃないかというものだった。

低すぎるマシンスペックで、最大限快適な動作を確保する為の「生活の知恵」みたいなものが詰まっていたのだ。

しかし新しいパソコンを買い換えると、何もしなくても最初はそこそこ動いてくれる為、結局その技術は後世の私に伝承される事無く、一代で終わりを告げてしまった。

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そして今日は一日中家でごろごろした中で、「ガールフード」というアンソロジーを読んでおり

「あ、これD.I.Jのピストルじゃん!!!!!」

と気づいて、ちょっとテンションが上がった。自分の好きなバンドの要素がこっそりと、そして思いがけずに含まれてるとうれしい。

その後ちょっと外に出た際に、iPodでこの曲を聴いたところ「やっぱりめちゃくちゃカッコいいな」と思うと同時に「そういえばすっごい久しぶりに聴くな……」とも気づかされた。

この前渋谷のTSUTAYAで、フロアに置いてある映画や音楽、アニメなどについて、上から1階ずつ降りながら順々におしゃべりをするという楽しいことをした。

その中で音楽の話をしたときは進行形ではなく、完全に大学時代の私を借りてきていていたなと自分で感じた。

決して音楽を聴かなくなった訳ではないのだけど、昔好きだった音楽たちは、その音楽を"好き"と思うまでに、少なくとも私の場合は結構時間が掛かっていた。なんというか、そういう音楽をいつの間にか探しに行かなくなっていた気がした。

それらは保持していたいと思っていたけど、いつの間にか少しずつ失われていった要素たち。

しかしおそらく今の自分にも、どこかしらこれからの自分が「あの頃はもっとこうだったよな」と思うような要素が含まれているのだろう。

人生の中で一日一冊のペースで漫画を読んでいる期間は後にも先にも今年くらいな気がするので、多分その辺かな。

持ちきれない分は置いてくことになってしまうし、必要だと思ったものはそのまま残すための意識と努力と共に、私の中に留まっている。

それでもたまには振り返ると「いいものだったよな」と、地続きの時間を実感させてくれる。

ということでコレを書きながら聴いていた音楽たちを載せて終わります。

何がしたかったかというと、私の好きな音楽発表会です。定期的にやりたくなるのでご了承ください。