16FLIPS gkeisuke’s diary

16小節の長い話

だから「おはよう」と「おかえり」をね また君と交わすのだろう

豊崎愛生 : 人気声優がテレ東のお天気お姉さんに 朝の新番組「チャージ730!」

豊崎愛生さんがお天気お姉さんになるというニュースを日本列島を駆け巡りました。

駆け巡りすぎて、今日は会社で同じ部署の人に3回お知らせしてもらい、違う部署の人にも2回おめでとうといわれ、母にはLINEで連絡の後「よかったね」と言われ、姉からも「火曜日早起きしなきゃじゃん」と言われました。

愛生さんに嬉しいニュースがあったら、真っ先に私に伝えようとしてくれるのは、それだけでとても幸福なことだなと思います。

私の7割くらいは、豊崎愛生さんという個人を好きになって、その時間で愛生さんに教えてもらったり、気づけるようになったものたちで構成されています。

その中で教えてもらった一番のことは、当たり前の言葉が持つ大切な意味だったのだと思います。

最初は「ありがとう」という言葉にしか込められない感情についてで、いつも何気なく使っていた言葉に鮮やか色がついていく様は、そのまま愛生さんに対する「好き」という気持ちに昇華されていくように思いました。

そして何より、それらの言葉は伝えるべき相手には言葉にしてちゃんと伝えなくては意味が無いのだということも、教えてもらいました。

ただそれは恥ずかしかったり、勇気が必要だったりすることで、私自身もそれをちゃんと伝えられるように、色んなことをちゃんと自分なりに考えて、苦労しても言葉に出来るように生きてきたのでした。

そんな日々の中、2013年の秋に発売されたのが、豊崎愛生さん2枚目のソロアルバム「Love letters」でした。

ちょうどその時、私は今働いている職場に就職が決まりそうになっていて

最初は100%幸せな気持ちでこのアルバムを聴いていたのですが

アルバムを聴く前に一番楽しみにしていた、クラムボンの郁子さんと、ハナレグミ永積タカシが作った12曲目「true blue」を聴いた時

「もしこの職場で働き始めるとしたら、これまでみたいに会いたいときに会えなくなるんだよな」

という当たり前のことに今更気づかされてしまい、それが私の「当たり前」になっていた事にも同時に気づいて、人生で一番動揺して涙が止まらない事態が起こってしまいました。

しかしアルバムには続きがあって、次の13曲目「letter writer」が最後の曲でした。

この曲はきっと豊崎愛生さんがずっと言葉にしたくて、それでも出来なくて、でもどうしても伝えたかった思いそのものだと感じました。

私のこれまでの「好き」が全部詰まっていました。

私はこの曲を聴いて「同じ高さから直接伝えなくてはいけない」というプライドを捨てて、へったくそな字で初めて豊崎愛生さんに手紙を書きました。書かねばと思わされたのです。

これからの私がどうするべきなのかも、この曲に導いて貰った気がします。

その中でも一番好きで、一番泣いてしまったフレーズが

だから「おはよう」と「おかえり」をね また君と交わすのだろう

でした。

「明日またキミに会えますように」という約束も、きっと「おはよう」と「おかえり」があってこそなんだって思ったのです。

「ただいま」と「おかえり」を交わす場所は「豊崎愛生のおかえりラジオ」という場所が、もうかれこれ5年近くあってくれます。

今回のお天気お姉さん就任は、新たに「おはよう」と「いってきます」を交わせる場所を、愛生さんが実現してくれたんだなって感じます。

テレビとラジオ。それぞれの距離感と「おはよう」と「おかえり」の温度。

そんなこともきっと考えて、一番その想いが伝えられるところを選んでくれたように思います。

「みなさんにとって素敵な一日になるように背中をおせたらなと思っています。よろしくお願いいたします」

私は火曜日はおやすみで、なんでも出来るからこそ、まず愛生さんに「おはよう」と「いってきます」の元気をもらえる事がとても嬉しいのです。

新しい挑戦に感謝しつつ、4月を楽しみに待とうと思います。