16FLIPS gkeisuke’s diary

16小節の長い話

ヒカリギフト

戸松遥さんの3回目のソロツアー『Welcome!Harukarisk*Land!!』の東京公演に行ってきました。

詳細な感想を書きたいところだったのですが、今日の私は心身ともにベストコンディションとは呼べない状態だった為、今回のライブを私なりにも受け止め切れていないなと感じます。

はるちゃんが最後の『マリラレルラ』に「また絶対に会いましょう!」という言葉を込めてくれたことがせめてもの救いで

次に臨む予定のオーラス愛知公演には、心も身体も万全に臨めるように、日々をちゃんと生きていこうと思います。

なので1曲だけ、今回のライブで私が一番印象に残った曲のパフォーマンスについて書き記します。

ヒカリギフト」という曲についてです。

2014年の冬に発売された、戸松遥の12枚目のシングルの表題曲。

Fan Fun Parade→Fantastic Soda!!→motto☆派手にね!→ラブ♡ローラーコースター→No.1 GIRL

と、既に50曲以上ある、はるちゃんの持ち曲たちの中でも特に盛り上がる楽曲たちを、前半から出し惜しみなく披露した後の6曲目として、この曲は歌われた。

この楽曲にはスフィアのライブの中で強烈な思い出があった。

スフィア LIVE2014「スタートダッシュミーティング Ready Steady 5周年! in 日本武道館」でのこと。

この公演におけるはるちゃんのソロパートは

1日目がヒカリギフトのカップリング曲である『Get you!!』

2日目が『Q&Aリサイタル』

だった。

直近の発売シングルのA面であるこの曲を、ソロパートの中ではるちゃんは歌わなかったのだ。

私はその事実が強く強く、心に残っていた。

はるちゃんは誰よりも、スフィアの中での「自分の役割」を自覚し、それを実際にステージの上で見せてくれる娘だったから。

私はそんなはるちゃんの強さが大好きだし、私個人としては就職前最後となったこの公演で、その姿を見せてくれた事がとても嬉しくもあった。

特に2日目は愛生さんがまさかの『春風』で、ぐずぐずに泣いていた後に『Q&Aリサイタル』でその全てを吹き飛ばしてくれた。

それはその前のSPLASH MASSAGEで『letter writer』を初披露した時も同じで、それは他の誰でもなく、戸松遥だったからこそ「楽しさ」で感動を上書きして、素晴らしい思い出にしてくれたんだなと感じた。

ただ、そこで歌われなかった事で『ヒカリギフト』という曲を聴くのは、今日が初めてだった。

爆発的な盛り上がりを見せた後に、衣装を着替えて、観客は席に座り、サイリウムを下ろした静寂の状態で歌われた。

ヒカリギフトは明確に冬という季節を意識して作られた曲。

季節的には決して今とマッチする楽曲という訳ではないのだけれど、武道館で歌われなかった、歌わなかったこの楽曲を、いまここで歌うこと。

私はあの日「歌わなかった」はるちゃんに期待を懸けてしまっていた。

1日目が終わった段階で、もしかしたら「Q&Aリサイタル」が聴けるのではないかと思ってしまっていたから。

結果的にそれに応えてくれたはるちゃんに感謝もしたし、嬉しかった。

大分身勝手な話だけれど、私はソロコンサートで一人で歌うはるちゃんには、包み隠さず、自分の歌いたい歌と言葉と表情をみたいと心のどこかで思ってしまっているのだと思う。

どんな表情も戸松遥で、その全てが魅力的な女の子だけれど

昨日の私には、あの熱く盛り上がったライブにしんと雪を降らせた、あの「ヒカリギフト」の温度と言葉たちが一番心に残りました。