16FLIPS gkeisuke’s diary

16小節の長い話

『にこぷり♡女子道』観の違いを考える会

行間で察して欲しいのですが、ゼミの友人に『にこぷり♡女子道』という楽曲について煽られました。売られた喧嘩は買わなくてはならない。

別に断っとく必要もないかもしれないけど、彼とは合宿や卒業旅行などで一夜を共にしてきた(意味深)仲で、私は彼のことが好き(ホモ特有の大胆な告白)だし、怒ってる訳では全く無く、私を煽ってくるツイートも笑いながら読んでいます。

あと、これはただの私の主張なので、この考えを彼に押し付けるものでもありません。私のこの楽曲に対する主張が140文字にまとまらなかっただけです。

にこぷり!

にこにこ!

は?

スクフェス】にこぷり♡女子道(EX) (2:18) http://nico.ms/sm24731200 #sm24731200

は?は?

ラブライブ にこぷり♥女子道: https://youtu.be/6QhrBVL5Qis @YouTubeさんから

こいつまじでなにいってんの?

彼はこんな事をいいながら、100回以上Youtubeで『にこぷり♡女子道』を聴いているただのツンデレです。

また「※※※※曲(放送禁止用語)でほんとすこ」とも言っていますが、ここでは「電波ソング」とカテゴライズする事にします。

基本的には彼の言うとおり(行動に起こしている通り)、突き詰められたキャッチーさ、楽しさ、気づいたら何故か聴きたくなってしまう「中毒性」みたいな部分が電波ソングのキモと言っても過言ではなく、この曲もその例に漏れない。

「電波」と言われる所以は歌詞にもあって、彼が言うとおり一聴すると「こいつなにいってんの?」と思ってしまうような、可愛声でトンでもないことを歌ったり、可愛い声でそのままかわいいことを歌ったりするのが多い。

因みにここで言うかわいいは、"遠くにいる大好きな人に対する会えなくてつらい想い"とかではなく、「ネコミミ」とか「キュンキュン」とか「にこぷり」とか「にこにこ」とか「ぴょんぴょこぴょんぴょん!かーわいいっ」とか、非常に直接的な"かわいい"そのもののことです。

この曲を初めて聴いたときに私が思ったのが、「電波ソング」であることそのものが、ここまで楽曲の意味性の部分に深く結びつけられることってなかなかないよな。すごいな。ということ。

『にこぷり♡女子道』に関しては、そこにカテゴライズされること自体に、楽曲の意味性が多分に含まれています。

何故ならこれは「矢澤にこ」のキャラクターソングだからです。

作中の矢澤にこという女の子は、μ'sメンバーの誰よりも前からアイドルを愛し、アイドルに焦がれ、自分自身も「アイドルとしての矢澤にこ」を強く意識し、そして自分のごく身近な周りだけでその像を高く積み上げてきました。

「にっこにっこにー」という決め台詞や、カメラが回ったときに普段とは全く違う「矢澤にこ」を見せる瞬間。

それを「腹黒」だとか「裏がある」だとか「性格が悪い」などと大変的外れな事を言う人が時折見受けられますが

これは、矢澤にこという女の子が「アイドル」に対して大きな敬意を抱き、同時に「アイドルとして積み上げてきた自分の時間」に対して、強いプライドを持っているからこその誠実さなのです。

で、それは言ってしまえば「スクールアイドルとしての矢澤にこ」とは別ものになってきます。

誰よりもアイドルを見てきたにこ先輩だからこそ、ユニットとしてのバランス感覚と、自己主張の匙加減を理解したうえで、μ'sではその強烈な個性を9人で1つのステージに上手く溶け込ませているのです。

私は『にこぷり♡女子道』を、そんな「μ'sとしての矢澤にこ」ではなく、自分の中で長い時間をかけて積み上げてきた「アイドル・矢澤にこ」が歌った曲だと認識しています。

「μ'sとしてステージに立つと、1人の少女として溶け込むこと」にはもう一つ理由があって、それはにこ先輩にとってμ'sという場所が己自身を隠さなくても大丈夫な、心を許せる場所になっていった事もあります。

しかしソロで歌うとなるとそうはいかない。

だからこそ、鎧を身にまとって、剣を手にとって、ありったけの可愛いを詰め込んだ歌で「武装」しているのです。

キメ顔きびしく追及

ありったけの情熱を捧げて

たどりついた\らぶりー/

完成されたほほえみ

にこ にこ うん!絶対負けない

痛さも本気 悪いか本気さ

それが にこの「女子道」

寒くて上等 寒いコは強い

これぞ にこの「女子道」

幸せをつかまなきゃ そう自力で

にこにこは武器よ!

これらの言葉は、曲を聴いている私たちに投げかけるものではなく、鏡の中の自分に向かって言っていることだと思います。

例えば高坂穂乃香だったら、彼女を武装するものは「やってみたい」という衝動と、ステージ衣装だけで充分。それどころか、制服でもライブは出来るということをスクールアイドルを始める決意をした瞬間に証明している。

対してにこ先輩は、ずっと前からアイドルになりたいと誰よりも思ってながら、一度はスクールアイドルになることを「他のメンバーとの意識の違い」が理由で諦めさせられています。

自分が積み上げてきたアイドル像によって、一度挫折を味わっているからこそ、そんな自分を自分自身だけは否定しないように「完璧」「かわいい」「絶対負けない」と言い聞かせている。

そしてその「アイドル」に対するにこ先輩の「全力」を、ようやく同じベクトルで受け止めてくれたユニットが「μ's」だったんだと思います。

だからこの楽曲は、矢澤にこがたった一人で「アイドル・矢澤にこ」を完璧に演じた尊い曲だと感じるのです。

「完璧を目指して演じる」という意味で、私はにこ先輩のことを田村ゆかりさんに似ていると勝手に感じていて、現にゼミの後輩の王国民がめちゃくちゃにこ先輩を好きで、「やっぱりそうだよな」と勝手に納得したりもしていました。

こんな長々と解説しなくても、これらのことは第2期4話「宇宙No.1アイドル」で全て描かれているので、この話だけでも観ておきましょう。

以上が『にこぷり♡女子道』に対する私見でした。