16FLIPS gkeisuke’s diary

16小節の長い話

ガルラジと俺 2020(後編 5月~12月まで)

この記事は「ガルラジ Advent Calendar 2020」12月16日分の投稿です。

adventar.org

 

ガルラジと過ごした2020年の思い出を振り返る日記で、12月1日に投稿した記事の後編にあたります。

gkeisuke.hatenablog.com

 

そして、来年には最新作である『ガルラジ特別編'21』の公開も控えています。

 

『ガルラジ』は、全て無料で今からアーカイブで追いかけることも可能なので、一人でも、興味を持って下さる人がいたら嬉しいなと思います。

garuradi.jp

 

 

5月『ガルラジ合同誌 ___・ラジオ・デイズの発売』

 

本来であれば、コミックマーケット98の開催が予定されていた5月2日、ガルラジ合同本「___・ラジオ・デイズが、BOOTH上で発売となりました。

karioki.booth.pm

 

在宅での日々が続き、どこか緊張感が張りつめる中で、想像よりも倍くらい分厚い合同誌が手元に届いた時、なにかホッとしたような気持ちになったことを覚えています。

 

僭越ながら、私もチーム徳光の二次創作小説で参加させて頂きました。

 

実は、まだ全部を読めてはいなくて、年末年始に改めて感想を書く機会を設けさせて頂くことを約束します。

 

ここでは、少し自分の話をさせて頂こうと思います。

 

私は、長らく小説が書けませんでした。

 

大学時代は文芸部に所属していて、卒業後も、文芸部の先輩後輩たちと文芸サークル『ふかふか団地』を立ち上げ、年に2回の文学フリマで同人誌を発行し、そこで小説を発表していたのですが、どんどん小説が書けなくなっていく感触がありました。

 

その上で、2019年は私が「小説を書き続けること」と、きちんと向き合わなかったことが原因となり、自分の周りの人たちに迷惑もかけてしまいました。

 

また「かつて夢見た景色」に対して、自分の人生をかなぐり捨てて、がむしゃらに手を伸ばしに行けば、手が届くかもしれない状況が生まれても、結局、何一つ動けなかった自分に絶望したりもしました。

 

仕事でも、4月から新しく振られたポジションで全く成果が残せず、これも実力不足が原因だと痛感していたので、かなり精神的に追い詰められている日々の中で出会ったのがガルラジだったりもしました。

 

ガルラジに夢中になり、徳光2ndシーズン最終回の日には現地に行ったりもして、合同に参加されている皆さんを始め、たくさんの人たちと出会って、少しずつ立ち直ることができました。

 

だから、ガルラジ合同に参加するなら、もし上手く書けなかったとしても、今の自分の全力を尽くして小説を書こうと思っていました。

 

締め切りをオーバーしながら*1本当に久しぶりに、小説を書く行為と向きあわせてもらえた気がします。

 

ガルラジ合同があったからこそ、私はまた小説を書きたいと思うことが出来ました。

 

改めて、本当にありがとうございました。

 

 

……とはいえ、そういう話は合同や私の小説を読む人には関係のないことです。

 

なので、いい作品を書かなくてはな……と思っていたのですが『小説』という土俵にあがったからこそ、己の実力不足を痛感し、正直、悔しい気持ちにもなりました。*2

 

それでも、当時の自分にできる精一杯ではあったなと納得しているので、年末年始に改めて読ませて頂きます……。

 

6月『ノー・ネーム・デイズ』

自分の記録と、ガルラジ公式の記録を辿ったのですが、情勢的なこともあり、特筆すべき動きというのは無かったかもしれません。

 

仕事をしながら、皆さんのバーベキューの様子を羨ましくTLで眺めていたことを覚えています。*3

 

5月で挙げられなかったのですが『ガルラジイメージ動画』が投稿されましたね。

www.nicovideo.jp

 

2月のイベントのガルラジブース内で放映された動画で「ガルラジをイメージできるものならなんでもOK」というルールの下、Twitterで集められた画像が、ガルラジ各チームのBGMに合わせて流れていく動画です。

 

岡崎の晴れやかさ、富士川の賑やかさ、双葉のドキュメント屠場*4、徳光のどこか切なさを感じる風景、御在所の徳ちゃん月極駐車場*5など、眺めていると、体験が蘇ってくる不思議で素敵な動画です。

あと、最後の村民名簿は、今でも元気がなくなると眺めて笑顔になってます。

 

また、4月に挙げられなかった*6のですが、2019年はガルラジ!パーカーを買わせて頂いたのも今年の思い出です。

note.com

 

オーバーサイズで、着心地が良く、寒くなっていくこれからの生活にも馴染んでいくだろう、お気に入りの一着です。*7

 

note.com

追記:サンプル分で一部在庫が残っているようなので、欲しい方は是非。

 

7月『養老酒造と双葉SA』

チーム双葉の玉笹3姉妹の名前の由来ともなった、幻の日本酒『玉笹』が完成したとのことで、山梨県の養老酒造さんと、双葉サービスエリアに行きました。

gkeisuke.hatenablog.com

詳しく読みたい方はこちらをどうぞ。

 

日帰りでしたが、緊急事態宣言の発令以降、私にとっては久しぶりの遠出だったことを覚えています。

 

そこで食べた養老酒造さんのご飯が、本当に美味しかったんですよね……。

 

私にとっての2020年ベスト・オブ・ご飯は、養老酒造さんで頂いた『蔵元ごはん』でした。

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もう1回貼ったろ

このご飯を食べることだけが遠出の理由になるレベルなので、2021年も絶対に行こうと思っています。

 

また、本題である日本酒『玉笹』も絶品でした……。

 

2020年のベスト・オブ・日本酒も、また『玉笹』で決まりです。*8

 

日本酒も料理も共通して、丁寧に手間をかけられたことが『美味しい』に直結するような、愛にあふれた美しい味でした。

 

その帰りに寄った双葉サービスエリアでは、施設の多くが新型コロナウイルスの影響で閉鎖されており、私が子供の頃からみてきた『サービスエリア』の風景が、これまでとは様変わりしていることも痛感しました。

 

久しぶりに遠出をしたからこそ、たくさんの体験や気づきがあり、その理由になってくれたガルラジが、自分にとって、改めて大切な存在になっていることを実感した日でもありました。

fruits.jp

 

8月『超ガルラジの夏』

8月9日~8月15日にかけて、ニコニコ超会議2020夏で『超ガルラジ』が行われました。

chokaigi.jp

 

ガルラジ全5チームの1stシーズン~2ndシーズンまでの全放送を、途中で休憩を挟みながらも、一挙生放送でお届けするという企画でした。

 

既にガルラジの各チームの全放送を聴いている私にとって、いわば再放送に近い形にはなり、楽しみに思いながらも、少し軽い気持ちで構えていた節がありました。

 

しかし、蓋を開けてみれば『再放送』なんかでは全くなくて、ガルラジとの『新しいコンテンツ体験』が待ちかまえていました。

音声コンテンツに限ればほとんど全ての番組が無料アーカイブされているガルラジで、果たして一挙放送する意味があるのか。そんな考えも一瞬だけよぎりましたが、ガルラジは「コンテンツ体験」こそであると思い返し、粛々と企画を進めて参りました。

――超ガルラジ 振り返りレポートより

 

トップバッターのチーム双葉放送前から、いきなりめちゃくちゃ嬉しいお知らせが待ち構えていました。

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「再放送だから仕事をしながら聴くか……」という甘い考えは打ち砕かれて、夢中でニコニ広告を打ったり、コメントを売ったり、Twitterで実況したりしていました。

 

そもそも、私がガルラジに触れ始めたのが、既に2ndシーズンの放送が始まった後だったので、1stシーズンのラジオをリアルタイムで聴けるというのが、初めての体験であることに気づきました。

 

そして、それが「こんなにも楽しいことなんだ」というのを味わってしまい、仕事を放棄して、寝落ちするまで実況を続けていました。

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ガルラジおじさんから大量のお茶が差し入れられたシーン

私たちと同じく、声優さんたちもガルラジのことをつぶやいていて、リアルタイム視聴するためにSAにいるフォロワーさんがいたり、素敵なイラストやSSが上がっていたり、多宇部先生の歌がアップされていたり、あの熱狂が戻ってきたように思いました。

 

その上で、ちゃんと2020年を過ごしてきた私たちで、これまでのガルラジが語られるのが、本当に新鮮でした。

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ェエ〜〜〜3回って信じられないですわ! いくら、風呂上がりとはいえ、一度使ったタオルを次の日にもその次の日にも使うってェ↑、考えられないですわ〜〜〜!

当たり前なんだけど、当たり前じゃない「ガルラジが本当に大好きなんだ」という気持ちを、新しく体験させてもらったイベントだったように思います。

 

 振り返りレポートも必見です

 

9月『ミルウ、吉田騎手とのコンビで初勝利を挙げる』

今年は、ガルラジチーム徳光のパーソナリティである手取川海瑠(てどりがわみるう)と同じ名を持つ競走馬・ミルウがターフに登場することになりました。

db.netkeiba.com

 

その後、ミルウは手取川海瑠の誕生日である7月26日にデビューすることが決定。

 

あまりにも図ったような出来事ではありますが、いうまでもなく、9割9分、ガルラジとは関係がありません。*9

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新馬戦のミルウ

2番人気の支持を集めたデビュー戦はスタートで出遅れ、5着に敗退。

 

「1stシーズン第1回放送ということかもしれませんね」

 

という謎の理由で敗戦を納得する中、9月6日の2戦目は吉田隼人騎手とのコンビで挑むことが発表されました。

 

その2戦目で、吉田騎手に「まだフワフワしている」咎められながら見事に初勝利。

 

「ミルウと吉田のコンビはアツい」という謎のサインで、多くのガルラジリスナーの財布が潤う1日となりました。

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フワフワしていたミルウ

私を含め、もともと競馬をみているガルラジリスナーもいましたが、ミルウという競走馬を通じて、競馬そのものに初めて触れる人も多かったのが印象的でした。*10

 

ちなみに、ミルウの3戦目は『東京』に遠征し、強い馬たちに揉まれて12着に敗れています。

 

来年以降も、まだまだ活躍が期待される1頭であることは間違いないので、ミルウの動向は逐一追っていこうと思います。(この項目、マジで何?)

 

10月『1年ぶりの徳光PA再訪』

10月12日、福井県に旅行に行きました。

 

その道中『徳光PAへ再訪することになりました。

 

前回、私が徳光PAに行ったのは、チーム徳光の2ndシーズンの最終回が放送された2019年10月7日のことで、意識していませんでしたが、ちょうど1年ぶりの徳光となりました。

 

「たった半年とかでもいろいろ変わるし、世界は広がる」

 

1年前、真っ暗な徳光PAで聴いた手取川海瑠の言葉の通り、徳光PAの姿は変わっていました。

 

それでも、私にとっての「変わらないもの」の象徴として、手取川海瑠と吉田文音の二人が、徳光PAに立ち続けていてくれたことが、何よりも嬉しかったです。

 

そして、私にとっては1月以来の泊りがけの旅行でもありました。

 

この時期も、自分の人生について悩んでいて、旅行に行くかもギリギリまで悩んでいたのですが、誰もいない徳光の砂浜で、スピッツ『渚』をかけながら(時に口ずさみながら)寄せては返す波を見つめていたら、いつの間にか2時間が過ぎていました。

 

自分にとって本当に楽しいこととか、自分にとって譲れないものって何なんだろうというのを見失いそうになっていた時に、この場所で体験した1年前の記憶と、そこから地続きで辿り着いたこの瞬間こそが、それなんだろうなと気づかせてもらったような気がしました。

 

また人生に迷ったら、ここに来ようと思います。

 

11月『ガルラジ特別編'21の新衣装の発表』

8月の超ガルラジで告知された新作『ガルラジ特別編'21』の新情報が、ガルラジ公式Twitter上で徐々に発表され始めました。

togetter.com

 

『2人×7人』という新たな編成で番組が行われるとの発表があり、Twitter上ではチームの組み合わせについて、活発な議論も行われていましたね。

 

鉄板の2チーム以外全て外した私の予想です。

 

10月には特別編のあらすじ公開と共に藤田ゆきの事務局長爆誕

 

厳選なる*11抽選の結果、ついに組み合わせが発表されました。

 

そして、11月にはひづき夜宵先生*12による、新衣装イラストの発表がありました。

 

ガルラジ公式Twitterの名物(?)の一つに切り抜きと共に撮影された写真たちがありますが、卒業を迎えたオカジョの3人や、進級した手取川海瑠の『制服』は写さないことを徹底していました。

 

これは、個人的に2月の富士川イベントで、ガルラジブースにいた運営さんから聴いた話とも重なっていました。

 

だから、新衣装の発表は『時間が動き出す』ことを実感するような、ワクワクした気持ちがありました。

 

そして、早くもガルラジ公式Twitterでは、新衣装のガールズたちと撮った写真がたくさん上げられています。

 

お昼の12時になると、ガルラジ公式Twitterのつぶやきを確認する。

 

思い返せば、これも2020年に習慣となった生活の一部だったなと思います。

私が一番好きな切り抜きツイートです。

 

12月『#2021年もガルラジ!』

12月は進行中の話題なので触れるつもりはありませんでしたが、前回の記事を書いてから『ガルラジカレンダー'21』の発売が発表されました!

 

2020年は1月のチーム富士川No.1イベントでもらったカレンダーをコルクボードに貼って、毎日のように見上げる日々だったので、これは本当に嬉しかったです。

 

そして『宛名は藤田ゆきのあるいはガルラジおじさんが記名いたしますが、お選び頂けません。』という衝撃のフレーズも併せて誕生しました。

 

また『ガルラジ特別編'21』の公開が来年となることが発表されました。

 

このアドベントカレンダーは、ガルラジ特別編の公開を待つために企画させて頂いたものではありますが、個人的には『来年の楽しみが増えた』という気持ちです。

 

皆さんの記事やSS、イラストに触れて、私も含めて、それぞれにガルラジと過ごしてきた2020年があって、書きたいことや表現したいことをいっぱい持っていることを実感しました。*13

 

特別編が放送された時には、きっと、また新しく話したいことが出来てしまうと思うし、各回の放送終了後には感想を話したくなってしまうんだと思います。

 

2020年をじっくりと反芻しながら『#2021年もガルラジ!』を、みんなと語りあえる日を心待ちにしています。

 

後編のおわりに『Twitterとラジオについて』

10月、誰もいない徳光の砂浜にたたずんでいた時 、私はTwitterをいじっていました。

 

徳光の砂浜で一人、ニヤニヤしながら、そこで思ったことや感じたことを発信し続けて、それに空中リプライで反応してくれる人もいたりしました。

 

周りには誰もおらず、目の前には日本海が広がっていて、果ては見えない。

 

家と仕事場が一緒になって、自宅では心が休まらず、どこかに出かけるのも難しくて、出かけたとしても窮屈な思いをすることになっていた私は、徳光の砂浜で「ようやく一人になれたな」と、なんとなく思ったのでした。

 

その上で、一人の居心地が良くても「繋がり」があることを確かめずにはいられないんだなとも思ったのです。

 

私は、Twitterでリプライを飛ばさない悪癖があります。

 

直接話す上での会話は好きなのですが、文字で会話をすると、ちょうどいい文字数とか、ちょうどいい内容とか、ちょうどいいきっかけみたいなのが掴めずに、ぎこちなくなってしまうからです。*14

 

「一人で勝手にしゃべっている」

 

という体でしか、自然に言葉や想いを伝えられないし、世界と上手く繋がれないことを実感しています。

 

でも、だからこそ、周波数が合った誰かのおしゃべりを勝手に聴いて、勝手に想いを重ねられる『ラジオ』に救われてきたんだろうなとも思っています。

 

そして、ガルラジで出会った人たちとは、最初からそうした「一人で勝手にしゃべっている」発信同士で繋がっていて、似たような周波数の人たちだなと思っていました。

 

その言葉にならない部分での繋がりはとても居心地が良くて、誰かと話すことが難しくなった2020年に「確かな繋がり」を感じられる、数少ない関係性だったのだと思っています。

 

だから、そんな2020年のアドベントカレンダーが、1日も残らず埋まった時は本当に嬉しかったんです。

 

「距離も時間も飛び越えて、ボクらはラジオで繋がれる」

 

あの日から地続きのいまがあったから、いい2020年だったんだと思います。

 

まだ見ていないアドベントカレンダーの中身を楽しみにしながら、残りわずかな2020年を楽しく過ごしたいと思います。

open.spotify.com

twipla.jp

エアオンリーも楽しみにしています。

*1:本当にすみませんでした……。

*2:それが全部読めていない理由でもあります。

*3:後に養老酒造さんで『玉笹』を購入する時「バーベキュー大会で飲んだ」という捏造の記憶を生み出すことに繋がる。

*4:すき

*5:これほんとすき

*6:小澤亜李さんのことを思い出しながら手を洗っていたため。

*7:チーム徳光カラーを買いました。

*8:2本購入した私の判断は間違いでは無かった……。

*9:友道調教師が直々に名付けたという話なので、友道先生がガルラジリスナーという可能性は否定しきれない。

*10:馬券はのめりこまないように注意しましょう。

*11:厳正ではない。

*12:アカウント乗っ取ったやつ許せねえよ……。

*13:なので、おさとうさんが2回目の記事を書こうとしてくれていることが、勝手にすごく嬉しいです。

*14:LINEとかも苦手です。